おわりに…

 きっと、「働く」という意味は、人が一生をかけて答えを探していく問題です。
人は嫌なことがあると、「働く」意味を深く考え、理解しようとします。これはもしかしたら考えすぎなのかもしれないと思うことがあります。理由は、いい事が目の前にあると「働く」意味よりも、その成果で休みをとって旅行に行くぞー!!とウキウキしている自分がいるからです。
 なぜ楽しいかを考えると、「旅行に行くな!」って言う人がいないからです。仕事をすることで獲得する自由や選択肢があります。「自分が自分に気兼ねなく自由でいること」これが「働く」意味と考えてもいいはずですよね。ただし、仕事だけに「人生」のあり方を求めすぎると、凹んでしまった時に立ち向かうパワーがなくなるのもごく普通のことです。ですから、仕事に集中する期間が落ち着いたなら、新しいことを始めるなど、いくつか自分の居場所や選択肢を持つことで客観的な視点を保つことができるので、自分自身のバランスが取れるようになることもあります。

 就職するために、今より一歩前に出なければならない。そうするとそこには新しい失敗がある。でも成功もある。仕事に就いても同じこと、失敗と成功の繰り返し。失敗を成功の一歩として認識できれば、次の成功のためにいかに失敗を有効に活用するかの方法を見つけだそうとするはずです。

 どのタイミングで脱フリーターを実行しようか、と考えている方もいると思います。 まずは、そう考えはじめたことを、友達・ご両親・先生、就職支援センターの相談員、誰でも構いませんので誰かに伝えてみてくださいね。 伝えようとすると、頭が整理されて、次に何をすべきなのかが見えてきますから!


コミット君の名前の由来

『コミット』とは、IT用語ですがこんな風に考えて・・・名前がつきました。

 就職に関連する複数の作業を作業単位にまとめてから管理、そして複数の作業を連結した作業が成功したときに、その結果を確定させることをコミットといいます。この結果は「すべて成功」か「すべて失敗」のどちらかであり、一連の作業が終了するまで成功か失敗かを判断することができないのです。仕事における一連の作業の終了とはいつだと考えますか?転職・定年退職のタイミングでしょうか。いわゆる成功も失敗も「その時の自分が決める」ということですね。(ひ)